idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

主体的な学び

 ミナさんの「質問力を磨く」授業で、ある学生がわいせつ事件を起こした教員に関する社説をとりあげ、興味ある質問をしていましたね。

「初めは『教員』と表現しているけど、二度目に出てきたときは『教師』になっているのはなぜか?」って。僕は彼女の目の付け所のよさに惹かれて、「どれだけの読者がその違いに気づいて読んだかな。この社説を書いた筆者が「教員」と「教師」を意識的に書き分けていることに」って言ったのだけれど。

 黒板と教科書、机、椅子を使って、先生が教室で一方的に教える授業では、こうした疑問や発言は出てこなかったかもしれませんね。「?」と思った疑問が質問となり、質問が思考を深め、社説の主題に迫っていく。記事を漫然と読むのではなく、小さな違いを見落とさないために「一字一句書き写してみるといい」という、ミナさんの指摘にも肯けました。

 「主体的な学び」は「質問力を磨く」ことから始まるね。