「キョウシツ」がフェードアウトする日
屋根のない学校づくりは「イベント」ではありません。「ねばならぬ」とか「かくあるべし」という形を強要するものでもないと考えています。今の学校のあり方を全否定して、新しい学び方をする学校を創ろうという運動でもありません。学びたい人がいろいろな人と対話を重ねながら思考を積み上げていく、まさに「主体的な学びの場」になればいいなと思っています。
先日、このブログを見た友人から、「『屋根のない学校』って、イデちゃんが言い出す前からあったよ。記事読んだことあるよ」というメールが届きました。そうなのです。もう、とっくの昔に始めている人たちがいるのです。たとえば、三重県生涯学習センターの「屋根のない学校」とか。
その取り組みが、私たちの創ろうとしている屋根のない学校と同じものかどうかは問題ではありません。先行する実践や経験から、私たちは大いに学ぶことができます。「ねばならぬ」とか「かくあるべし」という発想は学びの邪魔になるだけです。
当たり前のことだけどいろいろな学び方があっていい。それが継続され日常化された時、「キョウシツ」「キョウカショ」「コクバン」「ジカンワリ」といった聞き慣れた学校用語がフェードアウトしていくのかなと思います。 イデちゃん