idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

接客にも向かない「考えない人」

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幹からも花が(マツミナ)

 以前、このブログに書いた東京都杉並区のわいせつ教員の処分が発表されました。「免職」です。杉並区が独自に採用した「区費教員」だったのですね。本人の名前、学校名も記載されていました。「新宿区内のインタ ーネットカフェにおいて、ソーシャル・ネットワーキング・サービス上で知り合った当時14歳の女性が18歳に満たないことを知りながら、現金を供与して…」(杉並区ホームページから)。

 コロナ禍であること、クラスの子どもをはじめ、多くの人が傷つき、迷惑を被ることを考えていなかったのでしょうね。

 

 今日はJRのとある駅の窓口でこんなやりとりを目の当たりにしました。

 窓口を担当していたのは、若い女性です。客は、初老の男性。カードを出し、サインをしようとしたところ、窓口の女性はカードの読み取り機を男性の前に出し、「番号を入力してください」の一点張り。男性は「僕はサインでしかできないので。番号がわからないんですよ」と申し訳なさそうに断っていました。女性はひかず、「とにかく1回やってください」と押し切りました。男性が宙を見つめながら恐る恐る指を動かすと、「ピー」。番号が違ったようです。結局、男性はサインで決済していました。

 男性がほっと息をする間もなく、窓口の女性は追い討ちをかけます。

 「これからサインでの決済はできなくなりますから、カード会社に問い合わせてください」 

 コロナで大赤字のJRは、とうとうサービスもなげうったようです。客に合わせるのではなく、客に合わせさせる。しかも自分が正しいと勘違いしているお嬢様を窓口に座らせる。面白過ぎです。

 

 窓口お嬢の暴走は続きます。次は私の番です。子どもと一緒に子どもの定期券を買いに来ていました。習い事のためと説明すると、窓口お嬢曰く「子ども用定期券はありません」とにべもありません。JRのホームページに子ども用の定期券が記載されていましたよと返すと、窓口お嬢は慌てて奥に引っ込み、誰かに聞きにいったようです。後ろに上司を引き連れて戻ると「失礼しました」と一言。窓口お嬢が何もなかったかのような表情で、粛々と処理しているのを、上司は黙って見ていました。自社商品の知識がなくても、いいわけですね。上司は何のためについてきたのやら。

 

 考えない人が先生になると、たくさんの人を振り回し、最終的には取り返しのつかないことをしでかします。接客業でも、やはり多くの人に不快感をふりまき、最終的には…。考えないことは怖いことだと、窓口お嬢がいつかわかってくれるといいなあ。(マツミナ)