idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

品性は能力に優先する

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樹齢45年。今年もよく咲いています(イデちゃん)

 なんとまあ こんな暑さも 平年並み(お粗末様でございます)

 

 10年ぶりに天気の基準改定が行われ、気象情報の「平年並み」の中身が変わるそうです。近年の地球温暖化の影響で平均気温の平年値は、全国的に0.1~0.5度上昇しており、これからの「平年並み」はこれまでの「平年並み」より高くなるということです。「平年並み」に騙されてはいけません。

 

 「いじめ」の過去が問題視されていた件のOさんが、オリパラ大会の音楽担当を降りることになったそうです。当然と言えば当然ですが、気になったことを整理しておきましょう。それは「過去のいじめ」と「いじめの過去」の違いです。

 事件が報じられた当初は「過去にしたいじめ」を問題にしながらも、「過ぎたこと」として「現在のOさん」から切り離し、「誰でもあること」と一般化して論ずる人がいました。しかし、「いじめ」の内容があまりにも酷かったことから、「たとえ昔のことでも許せない」という意見が多くなり、謝ったからといって「すんだ話」にはできないという流れが形成されていったように思います。

 

 私は、こんな酷いいじめを行い、それを自慢げに話すOさんの「過去」は「現在」とどのように繋がっているのだろうかと考えました。Oさんは「いじめの過去」、つまり「酷いいじめをした自分の過去」を現在までどのように抱えてきたのでしょうか。「深い後悔と責任を感じております」とコメントしていますが「後悔したのはいつか」「責任を感じたのはいつか」と改めて問いたくなります。「こんな騒ぎになったから後悔したのか」、そして「何に対して責任を感じたのか」と尋ねたいのです。

そして、Oさんの能力を評価して続投させたいと言った方にもお尋ねします。「品性は能力に優先すると思いませんか」。

 

 結局、本人の「責任をとって辞めます」という一言で、何もなかったかのように事は片付けられ、お祭りは始まるようです。

 「呪われたオリンピック」(麻生財務大臣 2020年3月18日 参院財政金融委員会)になりませんように。(イデちゃん)