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屋根のない学校をつくろう

土に還る手続き 3

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実りの秋、黄金色の稲田(イデちゃん)

 

 今年5月に亡くなり、菩提寺に預かっていただいていた母の遺骨をお墓に納めました。秋晴れの下、曽孫4人に線香を手向けてもらい、これで名実ともに母は土に還りました。

 人が死亡すると様々な手続きが必要になります。以前も書きましたが、医師に死亡診断書を書いてもらって、役所に死亡届けを提出します。それによって火葬許可証と埋葬許可証が発行されます。葬儀、火葬を執り行い遺骨を墓に埋葬して、ようやく故人を弔う儀式が一段落します。

 こうした手続きは一生にうちに何回もあるようなことではありません。ですから手続きや業務を専門的に代行する業者に任せるという選択もあります。今回は自分で手続きをして納骨を行いましたが、結構面倒で、笑い話のようなやりとりもありました。

 

 市営墓地管理事務所係員(以下S)「ご苦労さまです。本日納骨される方はどなたですか」

私(以下I)「母です」

S「墓地使用契約者はどなたですか」

I「母です」

S「あなたは…」

I「子どもです」

S「墓地使用契約者ではありませんね」

I「どうすればいいのですか」

S「変更していただかないと…」

I「今日納骨に来たのに変更しないと、できないのですか」

S「使用契約者本人が自分のお骨を納骨することは…」

I「あり得ないですよね」

S「そうですね。でも…」

I「では、どうすればいいのですか」

  

 こんな珍問答の末、今日はとりあえず納骨させてもらい、後日、使用契約者変更届を提出することになりましたが、この手続きのなんと面倒だったことか。墓地使用者変更手続きに必要な書類等ってこんなにあるのです。

・承継前の使用者の墓地使用承諾証書 ・承継者の本籍地・筆頭者の記載のある住民票

・承継前の使用者との関係を証する戸籍謄本 ・印鑑 ・手数料 

・市外の方が承継する場合は、当市在住の代理人の住民票 ・代理人の印鑑

 

「土に還る」ことは容易ではありません。(イデちゃん)