センセイは橋渡し役
センセイの役割、難しいですね。Class Qでの「ミナセンセイ」の役割は単純です。橋渡し、ファシリテーターに徹します。
11月7日の超耐久思考「マラソンQ」の参加者のひとり、韓国人留学生Cくんは、日本語がおぼつかない状態。そこでチームのメンバーに「このチームはとてもラッキー」と伝えました。日本の言葉も文化もよくわからない。その彼が理解できるように言葉を尽くせば、メンバーの言語力は飛躍的にアップするよ、と。一方でCくんにはわからないことは全て仲間に尋ねるよう伝えました。あなたの質問が仲間の言語力を高め、議論が深まる。「あなたは質問でチームに貢献できる」。
6時間後の「マラソンQ」に、各チームの質問が出揃いました。逆風の中で「ハンコメーカーの経営者」になりきって考えた「押印廃止ハンコ」問題。新ビジネス展開を狙ったチームや、政府に抗議を検討するチームの質問が並びました。勇ましい内容の中でひときわ目を引いたのは、Cくんのチーム。「どういう会社なら我が社のハンコ技術を使えるか」を中心に、廃業して転職するための質問を並べていました。Cくんの提案で、デジタル革命で先行する韓国の実情を調べているうちに、「転職するなら今」と判断したそうです。
多様な仲間がいるチームの議論は、やはりおもしろい。つきっきりで聞きたかったなあ。(マツミナ)