idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

だまされ続けるのは、ごめんです

甘いひととき(マツミナ) 「♪どうせ私をだますなら だまし続けてほしかった」という歌謡曲「女心の唄」の一節を読みながら、そうかあ?と首を傾げてしまいました。付き合っている彼がいるのを黙って結婚するゲイの夫はそもそも身勝手です。私なら、そんな人…

人生を案内するのは難しい

シルエットロマン(イデちゃん) 「彼がいることを隠して結婚生活を続けるゲイ(男性同性愛者)の夫」からの相談ですか(2021年10月12日付読売新聞「人生案内」)。 「彼といる時だけが私らしくいられる時間。彼と別れるのは家庭を捨てるのと同じくらい、私…

「人生案内」で広げた思考

朝日に輝く蜘蛛の糸(マツミナ) 彼がいることを隠して結婚生活を続けるゲイ(男性同性愛者)の夫と、それを知らない妻と子ども。本日(10月22日)の「質問力を磨く(Class Q)」では、学生たちはそれぞれこの三人になりきり、考えました。その思考のプロセ…

焦ったくても教えない その2

ホトトギス 花言葉は「秘めた意志」(イデちゃん) 「今日は生活科の授業の一環として校外に出て、公園にある様々なものの柄をとった。フロッタージュという技法だそうだ。(略)作業している姿を見ると、人によって柄を取る範囲の大きさや柄に対して使う色…

同調圧力のなかで未来は拓けるか

自動販売機の中の不思議な世界(マツミナ) 先日、ノーベル生理学・医学賞を受賞した本庶佑さんの講演を聞きました。「生命科学が未来を拓く」という勇ましいタイトルの講演は危機感にあふれていました。危機感の中心にあるのは、人材育成です。「日本の最大…

焦ったくても教えない

秋深まる コキア色づく(イデちゃん) 「考える先生を育てるプロジェクト」のこれからの課題を整理しながら、どうしたら「自分で課題を発見し、自分で考える学生」を育てることができるか考えています。 知人からの「今の学生に教えない、自分で考えろという…

失敗こそが学び

弧の部分の二重曲線、見えますか(マツミナ) いま、「糸かけ曼荼羅」という手芸にはまっています。木板に釘を打ちつけ、その釘に糸をかけ、曼荼羅模様を創りあげていくものです。板の材質や色、木目、釘の色や配置、糸の素材や色、かけ方によって変わるため…

コンピュータは子どもの社会を変えると予想したものの

キバナコスモスもそろそろ終わりかな(イデちゃん) 「小中学校に学習用のパソコンやタブレット端末を1人1台配布する政府のGIGAスクール構想を巡り、東京都内の少なくとも6区市で、端末を使って悪口を書き込むなどのいじめがあったことが、本紙が東京…

ムラの中での調和

栗の季節ですねえ(マツミナ) ノーベル物理学賞を受賞した真鍋淑郎さん(90)の「日本に帰らない理由」、妙に説得力がありましたね。私は朝日新聞デジタルで読みました。 「日本では、いつもお互いのことを心配しています。とても調和の取れた関係性で、上手…

真鍋博士が日本に帰りたくない理由

峻峰剱岳を望む 立山天狗平より(イデちゃん) 今年のノーベル物理学賞を受賞することになった米国プリンストン大学の真鍋淑郎博士は、受賞の知らせを受けて行われた記者会見で「なぜ国籍を変更したのか」という質問に対して「私はまわりと協調して生きるこ…

「人生案内」で考える  

今日のコーヒーは妙に苦い(マツミナ) 我が家の朝の会話は、しばしばこの一言で始まります。「今朝の人生案内はどうだった?」 人生案内とは、読者から寄せられた相談に学者や作家らがコメントする読売新聞朝刊の人気コーナーです。 昨日話題にあがったのは…

聞こえるということ

糸かけ曼荼羅。先生や仲間と一緒に作っています(マツミナ) このところ難しい話が続いたので、今日は小休止。映画の話といきましょう。 先日、映画「サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ」を観てきました。聴覚を失ったロックバンドのドラマーの失…

改めて「考える」を考える

富山地方鉄道立山線(イデちゃん) 「良い先生」と「いい先生」の違いはなんでしょうか。不思議なもので「良い」先生と漢字で書くと「厳格で指導力のある教師」といった感じに見え、「いい」先生とひらがなで書くと「人間味のある魅力的な先生」といった感じ…

「考える」は目的か、手段か

西に向かって(マツミナ) 「考える先生」育成プロジェクトに関するやりとりを読みながら、「そうか」と「そうか?」を繰り返しています。その中で浮かんだ二つの質問を書いておきます。 まずは「みんな違ってみんないい」でいいのか。「いい先生」モデルを…

「いい先生」のモデルは自分でつくる

雲海に沈む夕陽 立山天狗平(イデちゃん) 「後半戦に入った考える先生プロジェクトの課題」を読んだ知人から、S校長と同じような点を危惧する指摘がきました。彼はもっと直截で「今の学生に教えない、自分で考えろというのはキツくないかな。T君だって色々…

テーマを見つけられないのは、学生の問題か

塩麹に2日漬け込むだけで別格の味わい。カボスを添えて(マツミナ) ゼミの教授に「卒論のテーマをください」と求める学生は、特殊な事例ではないと見ています。新聞記者時代に取材した大学で似たような話をしょっちゅう聞いていたからです。 「自分の知識…

後半戦に入った「考える先生」プロジェクトの課題

秋のキャンバス(イデちゃん) 「考える先生」を育てるプロジェクトで、4月からT君の学校参観を引き受けていただいているS校長から次のような指摘をいただきました。 「前半の学校観察では、自分自身の学校生活体験をもとにした気づきや問題意識が中心で、思…

一杯のワインから

たまにはのんびり(マツミナ) なぜ学生はテーマを見つけられないか――。 昨日の続きを書こうと、これまでに出された数々の中央教育審議会答申を読み直しているうちに、すっかりうんざりしてしまいました。気分を盛り上げるため、3億年ぶりにワインを飲んだら…

 「卒論のテーマをください」

疲れた時にはプリン(マツミナ) 帝京・上智の両大学で開講している「質問力を磨く(ClassQ)」で、秋学期から「脳トレシート」を教材に導入しました。 自分以外の誰かになりきって新聞を読む。ここまでは今までと同じで、その後の展開が異なるオリジナル教材…

通信制高校の見直し

いつも誰かがお世話している道祖神(イデちゃん) 「文部科学省は、不登校経験者の生徒が増えるなど状況が変化している通信制高校の制度を抜本的に見直す方針を決めた。対面授業の義務付けを想定しており、(9月)28日に有識者会議の初会合を開いて議論を始め…

「責任感」が学生を考えさせる

栗の美味しい季節になりました(マツミナ) 昨日は学生主催のマラソンQに参加してきました。「自分以外の誰かになりきって」新聞を読み、問いを立てるというふだんの授業の6時間版です。帝京大学の図書館も使って、たくさんの本を資料として活用しながら、延…

屋根のなくなった学校

富士山 台風の翌日朝 雲なし(イデちゃん) 9月30日、10月1日の2日間は台風情報から目が離せませんでした。 「大型で強い台風第16号は……」という前置きに続いてテレビ画面に映し出される伊豆諸島の状況を見ていると、知っている場所が次々と出てきて様子が…

仲間と課題に取り組む学生たち

りんごの季節です(マツミナ) 帝京大学の授業「質問力を磨く(Class Q)」で、秋学期から3人の学生に90分のうちの10分間を任せることにしました。3人は「課題チーム」と名乗っています。履修者がそれぞれ自宅で取り組んできた課題をお互いに見せ合う披露…

マッチングアプリで先生募集

天高く 柿実る 秋(イデちゃん) 「『採用試験のレベルを下げろ。教員採用倍率の低下が止まらない。文科省が公表した調査結果によれば、2019年度教員採用試験の倍率が全国平均で4.2倍、小学校では2.8倍にまで落ち込んだ。少人数学級の増加により教員の需要数…

劣化のツケは誰が負うのか

茶番の後は、スイーツで立て直し(マツミナ) 自民党総裁選が終わり、下馬評通りの結果になりました。「モリ・カケ・サクラ」問題があろうが、安倍前首相が強かったということでしょうか。河野氏のパワハラ疑惑が祟ったということでしょうか。菅首相が後継指…

貧すれば鈍する

ひまわりも 頭を垂れる 彼岸過ぎ(イデちゃん) お粗末なコロナ対応や「モリ・カケ・サクラ」の田舎芝居を見せられて「政治の劣化極まれり」と思った人も多いのでは。そういえば政治の劣化をもたらした要因は「国会議員の世襲化」と「小選挙区制」にあるとい…

劣化社会

すまし顔の翡翠(マツミナ) 2回目のワクチン接種を受けたら40度の熱が出て、2日間寝込みました。布団の中でうつらうつらと、コロナで自宅療養している人々のことを思い浮かべていました。熱が出るだけでもこんなに苦しいのに、ましてや誰も助けに来てもら…

「サラリーマンは気楽な稼業」だと思いますか

空き家の庭に秋の陽が眩しい(イデちゃん) 9月24日の「親父の背中」(ミナさん)を読んで、父親と子のやりとりの場面を思い浮かべました。「新聞を読むのは、大事なんだよ。お前も新聞を読む授業を大学でとっていたからわかるだろう」と子に新聞を読むこと…

齢に従わない

甥の作品展に行ってきました行ってきました(イデちゃん) 今日から後期高齢者の仲間入りです。何かにつけて話題になる「団塊の世代」は1947年から1949年に生まれた世代を指していますが、私のような1946年生まれの年代は「団塊の世代の走り」とでもいったら…

オヤジの背中

嬉しい時にはスイーツ(マツミナ) 今日は嬉しい話です。春学期の「質問力を磨く(Class Q)」を履修していた学生が、秋学期の授業に戻ってきました。「この授業、厳しすぎる」「もう絶対履修しない」とさんざん毒づいていた学生だったのです。 目が合うと、…