idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

しばらくブログを休みます。

輪島の海。この時期の日本海とは思えない青さ 読者の皆さま 私たちのイデマツブログにいつもお付き合いくださってありがとうございます。本日は、しばし休載のお知らせです。 私たちはこのブログで何を伝え、どうしたいのか、もう一度原点に戻って考えます。…

批判的思考力が芽吹く

手間のかかったケーキは、見ているだけでも楽しい 「先日の社説に疑問があります」 質問力を磨く(Class Q)の授業中、学生からこんな発言が上がりました。その日のキーワードは脱炭素、持続可能な社会。それに触発されたようです。 問題視された社説は、「…

「WEBでご確認ください」と言われても

まっかだな、まっかだな、紅葉の葉っぱもまっかだな 昨日、新しいPCが届きました。厚さ10cmにも満たない薄い長方形の箱に収められています。早速本体を取り出したのですが「取り扱い説明書」が見当たりません。緩衝材の間にあるのかなと思って探しましたが見…

「WEBでご確認ください」と言われても

まっかだな、まっかだな、紅葉の葉っぱもまっかだな 昨日、新しいPCが届きました。厚さ10cmにも満たない薄い長方形の箱に収められています。早速本体を取り出したのですが「取り扱い説明書」が見当たりません。緩衝材の間にあるのかなと思って探しましたが見…

主語がない日本語

輪島の海(マツミナ) イデちゃんがゴミと戦っていた間、こちらは学生の「日本語」と格闘していました。上智と帝京大学で開講する「質問力を磨く(Class Q)」で、留学生と帰国女子の日本語に驚かされました。 Class Qでは、自分以外の誰かになりきって新聞…

ゴミを捨てるのは楽じゃない

冬の花火(イデちゃん) 先週から田舎の家の片付けを続けています。今朝は不燃物を入れた大きな袋12個を近くの集積所まで運びました。先日物置で見つけた台車を使おうと思いつき、軒下に立て掛けて置いたのを持ってきました。ずっしりと重い袋を2個積み上げ…

バラバラ大学

とある蕎麦屋からの風景(マツミナ) 先日、ある地方国立大学の教職員や学生と話をする機会がありました。結論から言うと、上層部と教職員、学生の話がそれぞれ乖離していました。大学という一つの組織のメンバーである、とは名ばかりで、みんなバラバラのよ…

ゴミ屋敷にしないために

南天の向こうに並ぶゴミ袋(イデちゃん) 雪の季節が来る前に家の外回りを片付けようと先週から田舎に帰っています。夏には庭の雑草を相手に苦戦しましたが、今回は物置や庭の隅に集積されている不用品が相手です。 まずは庭に放置されている植木鉢やプラン…

竜王・MVP・首相

意外な 冷めずにお茶をいただける。ありがたや〜。(マツミナ) 素顔を見せてもらった1週間でした。 まずは、竜王戦を4連勝で制して最高位を奪取し、史上最年少4冠に輝いた藤井聡太さん。小学生の頃から「全集中」で、難解な詰将棋の問題を考えながら歩いて…

二人は、なかよし

錦繍の庭(イデちゃん) 「考える先生」を目指す学生がお世話になっている小学校の学習発表会を見せてもらいました。コロナ禍にあって学校の教育活動は様々な制約を受けています。保護者に配布された「ご案内」に書かれた「国語や音楽の発展的学習や日頃から…

ツルツルじゃない面接

彼方に富士山が見える(マツミナ) 「先生、内定出ました!」 ゼミ生からの一言に、やったやった、と手を取り合って喜びました。長く苦しい日々でした。 ゼミ生は春先には就職活動を始めていました。受けても受けても、結果に結びつかない日が続くうち、どん…

ツルツル面接

ツルツルじゃない、なんだか魅力的なミカン。品種は何?(マツミナ) 「ちょっといい話」になるのは、イデちゃんと市役所職員がお互いの出会いを大切にしようという思いがあるからかな、と昨日のブログを読みながら考えていました。相手が誰でも一期一会、出…

ちょっといい話

ビオラを植えました(イデちゃん) 「渡る世間に鬼ばかり」なんてドラマが流行ったことがありますが、世の中まんざら捨てたものではありませんね。「(新入社員に)何が一番向いているのかつかもう」と辛抱強く待っていてくれる社長だっているんだから。そう…

人生をやり直した社長

どこに立ってるの?(マツミナ) 人生はやり直しができます。いつからでも。イデちゃんに「神対応」と絶賛された社長も「やり直し」をした人です。 社長は起業して10数年間、「神」どころか「人でなし」だったそうです。仕事が終わるまで社員を帰さなかったた…

人生はやり直せる

明けない夜はない(イデちゃん) 「引きこもりからの就職」(2021年11月14日、マツミナ)にうれしくなりました。 「真新しいスーツを着ていたんだよね。きっとこの日のために親御さんが買ったんだろうなって思ったらさ、そのまま帰せないじゃないの」 なんと…

「引きこもり」からの就職

学生と企業との懇談会(11月12日、帝京大学で) 帝京と上智大学で展開している授業「質問力を磨く(ClassQ)」は、中小企業家同友会に加盟している企業の協力をいただいています。授業に参加するだけでなく、学生のインターンシップやインタビューも引き受け…

もう一つの「一生もの」

夜明け前(イデちゃん) 瀬戸内寂聴さんが亡くなりました。99歳でした。新聞は「恋に生き、女性の生き方に向き合い、慈愛を説いた九十九年だった」(2021年11月12日付東京新聞)と報じていました。作品やお話などから知る以上に、波瀾万丈の人生だったことで…

一生もの

秋の陽のなかで(マツミナ) 母の形見の足踏みミシンの調子が悪くなりました。ガタガタと異音がします。そこで、自宅から2駅向こうで開業しているミシン屋さんに修理をお願いしました。あちこちにガタが来ているから、修理費用がかさんでも、すべて直しても…

ビッグボス新庄に期待しています

多摩湖から富士山を望む(イデちゃん) 「監督と呼ばないで『ビッグボス』と呼んで!」 プロ野球日本ハムファイターズの新庄剛志新監督の言動が話題になっています。記者会見での発言に驚いた人も多かったことでしょう。派手な服装で登場し、のっけから「優…

学生は選挙で学ぶ

選挙結果は苦くても、ケーキは甘い(マツミナ) 終わってみると、なんだかなあという結果を迎えた選挙でした。全体的な構図は変わらず、バラマキと批判されていた18歳以下への10万円給付も合意されてしまったようです。何も変わらなかった選挙ではありました…

赤石山脈を貫いて弾丸列車が通る

赤石山脈と並行する伊那山脈を望む(イデちゃん) リニア中央新幹線の長野県豊丘村のトンネル工区で11月8日、土砂が崩れる事故が起きました。10月27日には岐阜県中津川市の工事現場でも崩落事故があったばかりです。どちらの事故も爆破作業中に発生したもの…

電話に出られない新入社員

実りの秋(マツミナ) 先日、ある企業に電話をしました。その企業の部長に用事があったためです。 呼び出し音が鳴り続け、ひょっとしたら今日は臨時休業か?と思い始めた頃、やっと誰か出てくれました。 「はい…」 蚊の鳴くような声で、社名も言いません。間…

粋な千代田区教委にお願い!

絹雲湧く戸隠山(イデちゃん) 先日、新聞にこんな記事が載っていました。 「終戦直後の学制移行期のはざまで中学校を卒業できなかった人を対象とした東京都千代田区の通信制中学校が、入学対象をより若い世代に広げ来年度の募集を始めている。生徒激減で存…

なりきって考える

秋空に朝顔が映える(マツミナ) 「質問力を磨く(Class Q)」の重要な要素に、「自分以外の誰かになりきる」があります。小難しくいうと「視点転換」。同じ社会事象でも、自分の目と自分以外の誰かの目では見え方が違うことを考えてもらいたいのです。この…

単純な問いほど答えは難しい

山の温泉は秋のど真ん中(イデちゃん) 「自分の役割を自分でつくり、学校の日常に参加することによって、傍観者から当事者になるってどういうこと?」 いつもの批判的読者の友人からメールが来ました。 「学校の日常に参加するっていうけど、授業をしたり生…

単純な問いほど答えは難しい

山の温泉は秋のど真ん中(イデちゃん) 「自分の役割を自分でつくり、学校の日常に参加することによって、傍観者から当事者になるってどういうこと?」 いつもの批判的読者の友人からメールが来ました。 「学校の日常に参加するっていうけど、授業をしたり生…

当事者として見る風景

すっかり葉を落とした木の横で、桜が花を咲かせていた(マツミナ) 傍観者から当事者になると、見えてくる風景が変わります。あきらめ一色の境地に色彩が戻り、やってやろうじゃん、という意欲が湧いてくるようです。 今回の衆議院議員選挙と国民審査で、そ…

傍観者から当事者へ

春を待つ(イデちゃん) 「見る・問う→自分で役割をつくる→教育実習――この大きな流れの中で、学生は『自分自身を教員として育て続けるカリキュラム』をつくれるような力を獲得する、そして絶えずカリキュラムを修正しながら実践していくことができる。それが…

自分で役割をつくる

カボチャはどんな料理法でもおいしい(マツミナ) 「考える先生」育成プログラムのたたき台づくりは、まだまだ麓にいる段階です。イデちゃんが昨日報告してくれたように、踏み固められた道があるわけではないから、はたから見ると無謀かもしれません。でも、…

自分を育てるカリキュラムを作る

秋深まる(イデちゃん) 「考える先生」を育てるプロジェクトのこれからの課題について、T君が見学に通う中学校のS校長、マツミナさん、そしてT君を交えて話し合いました。 4月から始まったこのプロジェクトはこれまでに例のない試みです。 ・週1回、中学校…