idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

学生に学ぶ

授業後のスイーツは格別。いつでも美味しいけれど(マツミナ) 授業をするたびに、学ばせてもらっているのは私だな、と痛感します。失敗を思い出させ、改善する道筋も教えてくれます。授業後に学生が提出してくるリフレクションシートは、学びの宝庫です。 …

透明人間にコートを着せよう

ジャーマン・アイリス やっと咲きました(イデちゃん) 先日、「運転免許証更新のための検査と講習のお知らせ」という葉書が届きました。免許証の更新期間満了日の年齢が75歳以上になる人は、更新手続き前に、認知機能検査と高齢者講習を受検・受講する必要…

学生には見えない「研究者」の姿

ノースポール。こんな所で花を咲かせられる(マツミナ) 目の前にいるのに見えない――といったら、何を思い浮かべますか。 緊急事態宣言を受け上智大学は休講と決まりましたが、「質問力を磨く(ClassQ)」はオンラインでいつも通りの時間に集まりました。嬉…

ミナさんの駅での出来事の話を読んで思い出したことがあります

アンネのバラ。今年2度目の開花 ミナさんの駅での出来事の話を読んで思い出したことがあります。私も似たような経験をしました。駅の改札口に、まだ駅員さんが立っていた頃の話です。小学校校長をしていた頃、学校だよりに書いたものを転載します。 ○ 夕方の…

大学の決断

白雲木。花言葉は「壮大」。確かに壮大な名前だ(マツミナ) 物事は多面体です。人によって見え方やその価値の判断も異なることは珍しくないでしょう。今日、こんな場面に出くわしました。 あるJRの駅で電車を降りると、ホームを挟んだ向かいの電車から白杖…

大学の決断

白雲木。花言葉は「壮大」。確かに壮大な名前だ(マツミナ) 物事は多面体です。人によって見え方やその価値の判断も異なることは珍しくないでしょう。今日、こんな場面に出くわしました。 あるJRの駅で電車を降りると、ホームを挟んだ向かいの電車から白杖…

白馬は馬に非ず

草取りしてたら、見〜つけた(イデちゃん) 「白馬は馬に非ず」は詭弁的命題の代表のように言われますが、「酒の飲めない居酒屋は居酒屋に非ず」というのはいかがでしょう。 新型ウィルスの感染拡大に伴う3度目の緊急事態宣言が発せられました。酒類提供飲食…

上司が間違っているときに

ナポレオン。毎朝散歩で通りかかるお宅でいただいた。ほんのり甘い(マツミナ) イデちゃん、メンターとしてサポートしてくれてありがとうございます。「考える先生」をめざす学生は、笑顔で歩き始めたようですね。 「生徒の立場では全く気にしないようなこ…

何もかもが新鮮な1日だった

北アルプス・千曲川・菜の花(イデちゃん) 4月22日、いよいよ「考える先生」プロジェクトの学校訪問が始まりました。T君は訪問先の中学校で教職員に紹介された後、一人で教室に向かい授業を見て回りました。私は2時間目から合流し、一緒に英語や数学の授…

ノートを開いてメモをすると

やっと咲いたレモンの花 (マツミナ) 新学期早々の「質問力を磨く(Class Q)」を見渡していると、感慨深いものがあります。初めて履修する学生と並ぶと、ここで苦労しながら学び続けている学生の成長がはっきりとわかるからです。 違いの一つは、メモを取…

笑顔と奇妙なひっかかり

7チームのオリジナル新聞(マツミナ) いまの学生にとって、新聞を読むことはかなりハードルの高い課題です。そこで、今学期は「まわしよみ新聞」から始めました。新聞を使ったワークショップです。気になった記事を切り抜いて紹介し、1枚の台紙に貼り合わ…

大学を選ぶ、先生を選ぶ

ドイツアヤメ 存在感あるね(イデちゃん) 「コロナ禍のなかで、学生が大学を選ぶ視点が変わった。大学が学生とどう向き合ってくれるかを、受験生は冷静にみていたと思う。実家を離れて都市部などに単身で行く学生もいるわけだから、不安にどう寄り添ってく…

お母さん、子どもに紙と鉛筆を

タツナミソウ。どこかの庭から飛び出してきた?(マツミナ) 今日は、家電量販店にiPadを見に行ってきました。何を隠そう、私はApple愛好者。デスクトップ型パソコンにノートパソコン、iPad-proも持っているにもかかわらず、新機種が気になっていたのです。 …

ゆっくり行く者は遠くまで行く

ヒメオドリコソウ 主のいない庭にも春は来る(イデちゃん) 「考える先生」を目指すT君へ 先日はお疲れ様でした。校長先生や副校長先生との初めての出会いはいかがでしたか。校長室での私たちのやりとりをメモをとりながら一生懸命聞いていた君の緊張した表…

火がついた  

オキザリス。どこかの庭から飛び出して、道端を彩っていた(マツミナ) 「考える先生」プロジェクトに参加した学生が、中学校を訪問したその日にリフレクションシートを書いてきました。わざわざ「質問力を磨く(Class Q)」のリフレクションシートを使って…

メンターも成長します

アメリカフウロ。下を向いて歩くのも楽しい(イデちゃん) ミナさんからの報告の続き、公立中学校でのやりとりです。 「ところで、何をどうすればいいのですか」 「何もしなくていいです。教える必要はありません」 預かる側にしてみれば、この学生をどう扱…

「とりあえず、やってみたら?」

こってり甘い栗のケーキ。こうでなくちゃ(マツミナ) 「考える先生」を目指す学生を連れ、プロジェクトの舞台となる公立中学校に行ってきました。もちろん、イデちゃんも一緒です。着慣れぬスーツ姿の学生の表情はこわばっています。あれ? 髪の色が黒く変わ…

「考える先生」を育てるプロジェクトが始まります

朝の浜辺 さて、どんな足跡を付けようか(イデちゃん) 学生たちは気づき始めていますね。「関わること」「やりとりすること」の魅力に。魔力と言ってもいいかもしれません。人や社会に興味を持ち、怖がらず、恥ずかしがらずに話してみれば、いろいろなこと…

希望という名の

小さな鳥が水面の風景を揺らす(マツミナ) 今日は上智大学での「質問力を磨く(Class Q)」初回。1年ぶりの対面授業です。抽選を乗り越えてきた学生が集まりました。 今回初めて、図書館内の会議室で開講しました。「三密対策」で教室が不足しているための…

小さな親切 大きなお世話

1本の苗木が10年でこんなに育った(イデちゃん) 「生徒と私的SNS禁止 文科省 防止指針通知」ですか。 そういえば昔「悪書追放」「俗悪番組指定」「読んではいけない、見せてはいけない」の大運動がありましたね。それから「ゲームのやりすぎは体に悪い」「…

何を「考える」先生か

スイーツなら、いくらよくばってもいいね(マツミナ) 読売新聞の4月10日付朝刊1面の記事を読みましたか。 〈生徒と私的SNS禁止 教員わいせつ 文科省、防止指針通知〉 わいせつ行為をさせないために、文科省が全国の教育委員会に指針をまとめて通知したそう…

難解というより難題と読む

朝の定期便(イデちゃん) 昨日、ミナさんが紹介していた大臣の諮問文、読めば読むほど難題ですよ。 〈教師に求められる資質能力については,これまでの中央教育審議会における答申においても,使命感や責任感,教育的愛情,教科や教職に関する専門的知識,…

文科省文書を添削する

おしゃれな器。四隅のクリームをすくいきれず、悔し涙…(マツミナ) 今日は、文科省文書の読み解きに結構な時間を費やしました。その結果、妙に頭が痛くなりました。一つの文章が長いため、意味をつかみにくいのです。 例えば、萩生田大臣が3月12日、中央教…

誰かを幸せにする人

スッポンか? 珍しい生き物と出会えて幸せな気分(マツミナ) この時期になると読みたくなる文章があります。 「大学の教師でいちばん滑稽なことの一つは、性懲りもなく四月の学期初めになると学生のことごとくが本格的な知識的熱意に燃え学問の蘊奥を極めよ…

悪貨は良貨を駆逐する

大きくなりました。直径170センチ(イデちゃん) 「いい先生」って言葉は、確かに「マジックワード」ですね。中身は人によって異なります。自分にとって「いい先生」であっても、他の人はそう思っていないかもしれません。「部活命」で盆と正月しか休まなか…

可能性のかたまり

チームごとに書いたホワイトボード 「あなたにとって、いい先生とは」と問われても困るなあ。私にとって「いい先生」は、わかったような気にさせるけれど、実は全然わからない「マジックワード」です。時代や地域、さらには人によって意味が異なる扱いにくい…

いい先生って?

朝の訪問客(イデちゃん) 忌野清志郎が歌った「僕の好きな先生」は、遅刻をする僕を口数少なく叱ってくれ、すてきな話をしてくれる、職員室が嫌いな先生でした。彼がどれほど先生を好きだったか、思いが歌から溢れて来ます。 テレビ・ドラマ「ごくせん」(…

就職偏差値

都心のビルに咲いた人工の大きな花(東京・六本木で、マツミナ) 長屋のご隠居さんに言わせると、#教師のバトン は無粋なのですね。 「教師のバトンなんて名前からして粋じゃないねえ。真ん中が抜けていても竹輪は食えるけど、バトンなんて食えやしねえ」(…

そのうちわかる時が来る

花筵愛でる人こそ楽しけれ(イデちゃん) 「#教師のバトン」炎上。文科省の発案者もこんなはずではなかったと思っているかもしれませんね。 春日八郎が歌っていたっけなあ。「♪死んだはずだよ お富さん 生きていたとは お釈迦様でも 知らぬ仏のお富さん」(…

#教師のバトン 渡せる状態か

ルバーブのケーキで、心に春風(マツミナ) 文部科学省内は大変なことになっているようです。学校法人改革が暗礁に乗り上げ、大学改革も迷走。そして今日、イデちゃんに聞きました。「#教師のバトンが炎上している」。 「#教師のバトン」は今年3月、文科省…