idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

#教師のバトン 渡せる状態か

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ルバーブのケーキで、心に春風(マツミナ)


 
文部科学省内は大変なことになっているようです。学校法人改革が暗礁に乗り上げ、大学改革も迷走。そして今日、イデちゃんに聞きました。「#教師のバトンが炎上している」。

 「#教師のバトン」は今年3月、文科省SNSを使って始めたプロジェクトです。現場の先生たちに日々の思いをTwitterに寄せてもらうことで、「教職を目指す学生・社会人の方々の準備に役立てていただく」(文科省)ことを狙っています。

 背景にあるのは教員採用倍率の低下。2020年度の小学校教員の採用倍率は、過去最低の2.7倍でした。「ブラック職場」を敬遠し、なり手が減っているからです。子どもたちとの心あたたまるやりとりや、支え合う仲間たちとの日々を、先生たちがTwitterで発信してくれればきっと……。そんな皮算用をしたのでしょう。

 ところが、出てきたのは―― *以下はTwitterからの引用

 

 〈妊娠しましたが流産しました。妊娠前からあったパワハラも変わらず(略)メンタルが崩壊し、病気休暇となりました〉

 〈残業代なし 休日なし 平均勤務時間11時間以上 素人でも部活動顧問 上司は競争率1.1倍の管理職試験を勝ち抜いた無能またはパワー系 10年ごとの免許更新あり。死ぬほど忙しい中自腹で大学行け〉

 〈教員という仕事は日本で唯一の残業代が支給されないことが合法化されている職業です〉

 〈教員志望の若者へ 一生独身の可能性が有意に高い職場なので、今のうちに再考を〉

 

 こうした投稿に対し、萩生田大臣はこんなコメントをしました。

 「こんな職場に若い学生たちは来ない方がいいみたいなネガティブな意見もあって戸惑いも感じていますけど、ひとつだけ願わくば、学校の先生ですからもう少し品の良い書き方をしてほしいなというのは私個人としてはございます」

 

 もちろん、反論があがります。

 〈生きるか死ぬかの瀬戸際の人の声は、果たして下品なのでしょうか〉

 〈上品な労働環境にしてくださいよ。大臣、学校現場わかっていないですよね。1ヶ月でも現場に来てください〉

 

 学校現場の厳しさは繰り返し報じられてきたのに、抜本的な改革もせず、「Twitterで発信すれば何とかなる」と考えたのでしょうか。冒頭に書いた学校法人改革、大学改革にしても同じです。お茶を濁す程度で、真剣さがみえません。

 先生になりたいと意欲を燃やす学生は「質問力を磨く(ClassQ)」にもいます。願わくば、学生の熱い思いを受け止め、現職の先生たちが若い人に自信を持ってバトンを渡せる地盤整備を願いたいです。上品でなくてもいいから。(マツミナ)