idematsu-qのブログ

屋根のない学校をつくろう

真摯に反省し、しっかりやっていただきたい

 

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つかの間の青空(イデちゃん)

 覚えていますか。「♪やめられない、とまらない、◯ッパエビセン」というT Vのコマーシャル・ソングを。知っている人は「決められない、決まらない」に置き換えて歌ってみてください。後に続く歌詞はどうしましょうかね。

 

   やっと「無観客」が決まりました。まったく困ったものです。「決められない」人ばかりで。「五者協議」ではどんな協議を経て決まったのでしょうか。まさか、エライ人たちが集まって「どうしようか」「困ったね」「観客入れたら問題が起きそうだよ」「この際、止めときますか」「それがいいんじゃない」「そうしようか」「そうだね」なんていうような「お話し合い」の結果、「皆さん、ごめんなさい。観客は入れません」ということになったわけではないでしょうねえ。

でも「みんなで決めれば怖くない」とはいきませんよ。どんな資料に基づいて、誰がどんな発言をし、どんな議論の末に決まったのか知りたいですね。議事録はないのでしょうか。

 

 それに比べたら文部科学省の大学入試改革に関する有識者会議の提言はスッキリしています。英語の民間試験活用と国語・数学の記述式問題の導入について「実現は困難」と結論づけ、見送るように提言しました。新聞によれば「受験生の方々に大変、迷惑をかけた。文科省も真摯に反省をし、しっかりやっていただきたい」(7月10日付東京新聞)と文科大臣に苦言を呈したようです。

 

 オリンピックを開催するのは東京都だけれど主管するのはIOC組織委員会の委員長とオリパラ担当大臣で、「エライのはどちら?」。スポンサーやらTV放映権やら「お金のしがらみ」もあるし、偉い人が「コロナに打ち勝った証」なんて言っちゃった手前もある。もう「決められない、決まらない」でグチャグチャになった状態を「国民の方々に大変、迷惑をかけた」という人はいないのでしょうか。

 

 「学校連携観戦プログラム」も同様です。「行くか、やめるか」を決めかねて、悩みに悩んだ学校関係者も多かったはずです。緊急事態宣言が度々出されるような事態は歓迎しませんが、今回ばかりは都教委も中止の通知を出すことになり、一番ホッとしているのは校長先生でしょうね。「決められない」校長先生では困りますが、「どこかの誰かさん」が決められない「とばっちり」を受けるのはかわいそうです。 (イデちゃん)